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2016.11.29 (Tue)
人は生まれることによって
生命を生じたのではない

天地一杯の生命が 
私という思い固めのなかに汲みとられたのである

人は死ぬことによって
生命が無くなるのではない

天地一杯の生命が 私という思い固めから
天地一杯のなかにばら撒かれるのだ

              内山興正 法話より

内山興正:貧窮の寺に住み、ひたすら座禅修行に徹した、
昭和を代表する異色の名僧。


Misako (C) Hawaii
夕日を追って輝きを増しながら去っていく二つの光りの塊。
皆様と私の毎日が素敵な日々でありますように。

内山興正法話集~天地一杯の生命(全10枚)[CD] / 内山 興正
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違うの、探すことなのよ…

2006.04.13 (Thu)
旅の途中、ハワイにて、
フとしたきっかけで、見知らぬお婆ちゃんと長話…。

薄いグレーの瞳、柔らかそうな皮膚、微笑んだ口元に可愛らしいピンクの口紅。
銀色の髪の毛をゆったりシニヨンにまとめて、
耳元で揺れている小さなイヤリングは、プルメリアの花をかたどったものだった。
そして、ふんわりと花の香り…懐かしい、ガーデニアの花の香り。

「あのね、人生で一番だいじなことって、わかるかしら」
「…だいじなこと…?」

「探す、っていうことなのよ、ね」
「…探す?…見つける、ってことは、違うのかしら」

「違うの。違うのよ。
 見つけるのっていうのは、ご褒美みたいなものかしら。
 だから大切なのは、探す、っていうことなのよ。
 ちょっと難しいかしらね。でも、みんな、わかる日が来るものよ。
 歳を重ねるのは素敵なことよね」




どこからか、ゆったりとハワイアンギターが聞こえてきていた。
足元の波のリズムと泣きたいほどに良く似合う。
20060413133908.jpg
Misako (C) Hawaii
風と歩き、雨と佇む。
 波を迎え、雲を見送る。
   …人生も、また、旅ならば。

レ・アヒ(ダイヤモンドヘッド)

2006.01.24 (Tue)
朝日を案内する雲たちを従え、水平線に稜線を浸すレ・アヒ。
(ハワイ語では、マグロのおでこ、という意味だそうです。)

周りにぎっしりホテル群、
クレータの中には軍事基地があっても、
飄々と海と空を見つめているレアヒが好きです。

実は、実際にハワイに行くまで、
「ハワイ? 多分、私には向いてない」なんて
行かず嫌いをしていましたが

懐の深い自然、土地そのものからあふれる慈愛、
先住民ハワイアンの英知、どこまでも広がる太平洋、
星と潮を読んで帆船で渡って来た勇敢なポリネジアン。
知れば知るほど、惚れてしまった私です。

たとえ急ぎ足のツアーでも、
異文化を身近に感じられる施設があるといいな…と
思っていたら、見つけました。

ハワイ島・ビッグアイランドのヒロに、
2月の終わりごろ新しい文化施設ができるようです。
その施設は、天文学と伝統文化がテーマ
(情報は、ブログ:"航海カヌーを愛でる"を読ませていただきました)。

行きたいなー!


P9020096.jpg
Misako (C) 2004
凪がおわって、風と一緒に朝日がやってくる。足元に壊れた珊瑚が奏でる波音。
皆さんの一日に、素敵なことがたくさんたくさんありますように。

ハワイの昔話・ヒトデの形をしたサボテン

2005.11.06 (Sun)
ハワイの昔話

レアヒ(ダイヤモンドヘッド)の中のハイキングコースの脇に、
こんなサボテンがあります。
星型の花から、ホワホワーと綿毛のタネが風に飛んで行きました。
saboten.jpg



このサボテンについて聞いたお話…。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
昔、ワイキキの浜は、豊かなマングローブの林でした。
マングローブの木は水中の泥に根を下ろし、
水面で葉っぱが豊かに茂って、涼しい木陰を作っていました。
マングローブの根がたっぷり差し込む水中は、まるで神殿のようでした。

もちろん、そこにはさまざまな生き物が暮らしていました。

ある日、空から鉄の乗り物にのった人間たちがやってきて、
ワイキキのマングローブを切り去って、
白い砂浜のビーチにしました。

たくさんの生き物が住む場所を追われましたが、
色とりどりの水着を着た人間たちは口々に
ワイキキビーチは真っ白な砂で美しくなった、美しくなったといいあって、
海辺のひと時を楽しでいました。

昔から岩場に住んでいたヒトデたちは、
どんなに自分たちの浜辺が美しくなったものなのか、と、
自分の目で確かめたくなりました。

そこでレアヒ(ダイアモンドヘッド)に登ってみれば、
自分たちの住む真っ白なワイキキの浜が見られると思い、
みんなでゾロゾロと上がって行ったのだそうです。

しかし、レアヒは乾燥地帯。
照りつける南の太陽、吹き抜ける貿易風に、
途中でみんな、乾ききってバテてしまいました。

こんなところまで来て力尽きてしまって、
もう、一歩も進めない。旅を続けられない。
頂上にたどり着けない。
もう、仲間のいるふるさとに戻ることもできない。
 …進むことも、戻ることもできないなんて。
きっと誰かに踏み潰されて、おしまいだ。

ヒトデたちは悲しみました。
でも、もう、乾ききって涙さえも出ませんでした。

彼らの哀しみようを見ていた風の神様は、
レアヒの山の中腹に、彼らの住む場所を与えることにしました。
そうして、ヒトデたちは、
レアヒの懐で、サボテンに姿を変えました。

まるで、潮にゆれる海草みたいな葉肉に抱かれて
ヒトデの形をした花を咲かせるサボテンになったのでした。

レアヒに抱かれてヒトデが見上げる大空は、
海とおなじ、青色でした。
風を操って飛んでいく海鳥たちは魚、
白い雲の断片がゆれるのは、まるで海底から見上げる水面の波や、泡。
そして潮の流れのかわりには、貿易風がサボテンを優しくなでていくのでした。

花が終わると、種たちにはそれぞれ綿毛を与えられたので、
貿易風にのって、どこまでも旅ができるようになったのでした。
高く、遠く、どこまでも。
それは、風の神様の粋な計らいだったのでしょう。

IMG_0276.jpg

午後の太陽に色を濃くしていく太平洋に裾を浸すレアヒ、
水平線のあたりにココヘッドとココクレーター。
オアフ島の中央・コオラウ山脈にかかる雲は、島の反対側に優しい雨を落としているのだろうか。

ハワイの神話・虹とメネフニ

2005.10.31 (Mon)
ハワイの神話・虹とメネフニ

メネフネ(メネフニ)とはハワイの伝説に出てくる小人たちのことです。
(自然ともニンゲンとも仲良しの妖精・いたずら好きとも言われる小人です)

大好きな大好きなお話ですので、
ちょびっとアレンジさせていただきました
では、始まり始まり…。


*-*-*-*-*-*-*-*-*
むかしむかし、おおむかし…
ハワイに虹がなかったころのお話です。

ハワイに住む全てのものは恵みの雨を有難く思っていましたが、
困ったことが一つだけありました。

雨が降れば空はにぶく沈んだ灰色に、
空を映す海も、いつしかみんなの気持ちも暗く沈んだ灰色に…。

「なんとかできないものだろうか」

メネフネたちは集まって、
みんなで何度も相談し、ステキなアイディアができました。

「ようし!みんなでいっしょにがんばって、
雨が楽しくなるような、ステキなものを作ろうよ!
そうしてそれを、「アヌエヌエ」
(ハワイの言葉で「虹」の意味)と名づけよう!」


さぁて、それからみんなは大忙し。
虹の色の材料を、探さなければ。

メネフネはあっちこっちをさがします。
きれいなもの、すてきなもの、
見ていて嬉しくなるものたちから色をもらってこなければ、
すてきな虹にはならないだろうと思ったからです。

海のうんと深いところへどんどんもぐり
山の奥へズンズン入り
宮殿へ行って、女王様に相談し(だって女王様のほうが王様よりおしゃれなんだもの)
畑を走り、村々をまわり…。

さぁて、メネフネたちがそれぞれに、
自分がみつけたすてきな色を持って帰ってきました。

「宮殿から、カヒリの赤い羽(王家のしるし)をもらってきました!」

「やわらかくてかわいい、きれいなオレンジ色のイリマの花を持ってきました!」

「近くの村から、食べごろのバナナをいただきました!」

「山や谷から、きれいな緑のいろんな形の、たくさんのシダの葉っぱを集めてきました!」

「容器いっぱいに、海の深~~いところで集めた、青い水!」

「そして最後に、女王様のシルクのドレスの裾をちょっとだけいただいてきました!
なんて高貴な紫でしょう。女王様、ありがとう!」


そうして集めてきた材料を、ぜんぶボウルに集めました。
このボウルはハワイに古くから生えている「コア」という木でできていて、
つやつやと輝く、それは美しい入れ物です。

すべての材料をいれたあと、
山からカフナ(世話人、僧侶などと訳される)を呼んで来ました。

修行を積んだカフナは特別の力を持っていますから、
ボウルに入った材料は、羽もバナナも、
ゆっくりゆっくり、溶けていって「色」になります。

やがてカフナはサトウキビの細いクキをボウルにつけて、
先っぽについたしずくをみんなに見せました。

それは太陽の光を受けてきらきらとまぶしく、
何色にも輝いてみえました。

「うわぁ!」
「きれ~い!」
「ぼくが持ってきたバナナの色が見えるよ!」
「私がくんできた、深い海の色も!」
「山のシダの色も!」
「あ、女王様のドレスの色も、お花の色も、あ、それにカヒリのしるし、赤い色!」

そうです。これこそ、メネフネたちが作りたかった虹の色。

まざりあってもおたがいの色をかえることなく、
それぞれの色が、それぞれの色のまんま。
だけど手をつなぐように色が集まり、
お互いにもっと美しく輝くような、そんな色の、アヌエヌエ(虹)。

「いいものができた。そうか、これを虹と名づけたか。よしよし」

カフナは弓矢をつがえると、
矢のさきっぽに虹のしずくをたっぷりつけて、
灰色の雲をめがけて打ち込みます。

バシュン!ボワン!

カフナの放った矢は、雲にすいこまれていきました。

「これで、雨の粒の1つ1つに、虹の色が全て入ったよ。」
カフナは優しく言いました。

やがて、ぽつぽつと降り始めたお天気雨の、
すべての雨粒は、太陽の光をうけるたんびにキラキラ虹色に輝きました。

カフナの言ったとおりです。

「うわぁい!うわぁい!」

メネフネたちは大喜び、カフナも笑って言いました。

「ああ、本当にきれいだね。恵みの雨が、ますます愛しく思えるね」

やがて雨があがると、虹は大空を結ぶリボンになりました。

その上を軽々と、白い海鳥が越えて行きました。

雨に冷やされた心地よい風が、みんなの頬をなでました。

……そのあと虹は、大空に溶けていきました。

おわり。


おまけ。
メネフネが集めた、ハワイの虹は6色。
でも虹は7色、っていいますよね。
あと一色、あなたなら何色を虹に加えますか?
そして、それは何からもらってきましょうか。

以上、ハワイの神話より。再アレンジ by 水砂子


Misako (C) 2005 Hawaii
ああ、レアヒ(ダイヤモンドヘッド)にかかる虹はシャッターチャンスの神様が贈ってくれたプレゼント。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。

ただいま!

2005.10.29 (Sat)
ただいま!
大急ぎで日本とハワイを回って来ました。

あちこちに住んだり住もうと努力したり移動し続けているおかげで
どの街にいても、「ただいま!」と思う瞬間がある。

一年ちょっとぶりに米領サモアから出て、ホノルルに到着。
おかえり♪と言われたような気がして、ふと見上げたら、
モンキーポッドツリーが貿易風に梢を泳がしてご機嫌だった。
ああ、この大きな幹によりそうと安心する…懐かしい。

日立の木・この木なんの木気になる木…などで知られるこの木は、
夜になると葉を閉じる。
それから、雨が降り出すととたんに葉を閉じるので…
雨宿りには不向きです。

南の太陽に照らされて雨粒が蒸発する前に、
根元に水を届けるためだろうけれど…なんたる知恵者。


Misako (C) 2005 Hawaii
車も多い路地裏だというのに、どうしていつもこんなに上機嫌な表情なんだろう、この島は。
梢をすり抜けていく風さえ、花の香りをのせてふぅんわり。
思わず足を止め、深呼吸を誘われた。


出発前に発疹した虫刺されアレルギー湿疹が全身に広がって、
カユイ!でも、掻いちゃダメ!が、今の私のBGMです。
早くヒフが元気になって、皆さんとお会いできたら嬉しいなぁ。
(ヒフ以外は元気です)

歌を忘れたカナリヤは…

2005.09.20 (Tue)
夕方でもない、夜でもないほんの一瞬、
水平線の向こうには地球の影が帯になって現れる。

レアヒ(ダイヤモンドヘッド)の上に満月が昇って、
月明かりが波に揺れながら足元を洗ってくれた。

…幼いころ、よく母親が歌ってくれた西条八十の「カナリヤ」を思い出した。

歌を忘れたカナリヤが、再び歌いだすために必要なのは
罰でも脅しでもなく、大事にしてあげることなのよねぇ…と
髪をなでつつ歌ってくれた、母の白くて細い指と優しい声もよみがえる


西条八十の「カナリヤ」については著作権が存続しているので、
歌詞についてはコチラをごらんください


P7010025.jpg
Misako(C)2004 Oahu, Hawaii

触れる空

2005.09.18 (Sun)
米領サモアツツイラ島に来る前、
3ヶ月ほどハワイにいた。
まもなくハワイを後にするころ、何もかも歯車が狂いだしたようで、
私はひどく苦しんでいたんだけれども…
朝の風、朝の光りには本当に癒された。


Misako (C) 撮影2004・ハワイ
まだ、観光地の看板が眠るワイキキ海岸はどこまでも静か
日の出ほんの少し前、空を映しこんだラグーン
世界はお互いを映しあっているものかもしれない

一本道

2005.08.21 (Sun)
膨大な情報が猛スピードで指し示されては消えていく世の中
選択肢や選択基準が押し寄せて
かえって荒野にいるようで 

だけどそれでも
振り向けば
歩いた道は確かに一本

転んだデコボコ
泣いてよろけた回り道
あいたた、いたた、痛みにもがいてうずくまったあの坂道の、岩の陰。

そんな道のりが、駆け抜けた平坦の道と同じように愛しく思出だせることもまた、人生のいいところ。

だからまた
前を向いて歩いていこう
やがて痛みは、過ぎ去るのだから。


Misako 2004(C) Oahu, Hawaii
海に稜線を沈めていくワイアナエ山脈のふもと、灯台に続く道で振り返った一枚。

宇宙

2005.08.12 (Fri)
ハワイ・ビッグアイランド(ハワイ島の別名)マウナケアの頂上、
雲は天文台たちの足元から湧き上がる。

ハワイ語でマウナは山、ケアは白。
ここには雪の女神・ポリアフが住んでいて、冬には雪が積もって白くなる。
この天文台たちの少し下には永久凍土があるほど寒い。

雲海の向こう、空と雲の間に青く見えているのは、活火山マウナロアの頭。
あちらでは火山の女神・ペレが島を広げるのに忙しい。

ところで先住ハワイアンは裸足でマウナケアに登り、頂上付近の湖で祭事をするという。
その湖は、宇宙と地球をつなぐピコ(おへそ)だという言い伝えなのだと教わった。

先住ハワイアンの信仰も最新鋭の天文台も、
人々の持つ「宇宙と一体でありたい気持ち」の表れには違いない。
いろいろ摩擦が聞こえてくるが、解り合える日が訪れますよう。

分子のレベルまでつきつめて遡れば、星も人も材料は同じなのだから、
私たちはロマンチックな存在だとフと思う。



Misako(C)2004 Hawaii
左からすばる国立天文台、双子のケック望遠鏡、ジェミニ天文台。ジェミニの頭の上辺りに見えるのがマウナロア。
…今、北半球ではペルセウス流星群が見ごろとか。たくさん見えたら、教えてくださいネ。

すばるギャラリーはこちら

奥行き

2005.08.05 (Fri)
海を渡ってきた風が私の髪を揺らし
雨に削られた幻想的な山肌を駆け上っていった。

ああ、奥へ奥へといざなわれるようだ。
言葉もなにも、いらないみたい。


Misako(C)2004 Oahu, Hawaii
オアフ島の西・マカハビーチ沿いの道から見るワイアナエ山脈。
ハワイの島々は海底火山たちだった。
時空を超えて、この島の誕生まで思いを馳せるのも、また楽しい旅。

触れるもの

2005.08.02 (Tue)
夕焼けが波に乗って、ジグザグに足元までやってきた。

夕日は実は触れるものだということを
忙しい日々の中では、忘れてしまいがちだけど

…時々ドラマチックにしてやらないと、忘れてるデショ?
 だけど、いつもそばにいるんだよ。

私が夕日の光だったら、生意気にもそんなことを言うんだろうナ。


Misako (C) Oahu, Hawaii 2004
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