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緑のグラデーション

2007.01.28 (Sun)
雨上がりの、まばゆい緑のグラデーション。
ジャングルの上空では、きっとどこかで虹がかかっているのでしょう。

赤い顔に黒いボディの小鳥が鋭く鳴いて、
梢を渡っていきました。

*-*-*-*-*-*-*-*皆様の毎日が素敵な日々でありますように*-*-*-*-*-*-*

Misako(C)
登山の目標は山頂と決まっている。
しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。
by吉川英治
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鍛えられたものの方が美しいのよ、なんでもね。

2006.11.20 (Mon)
ちょうど去年の今頃は、
体中を覆うひどい湿疹に苦しんだ。
とにかく痒い。そして、醜い。
顔は腫れあがり、ひどい時にはまぶたの裏までビッシリ湿疹ができていた。

いつか治るのだろうか?それが駄目なら、せめて…
いつか痒みは止まるのだろうか?それも駄目なら、せめて…
いつか慣れることができるのだろうか?
…それだけ私は強くなれるのだろうか?
際限のない疑問も、よけい私を苦しめた。

そんな日々の中、近くの食材店で買い物をしていたら、
50歳くらいの様子の良い女性と、ふと目があった。
旅人のようだった。

この島に来る旅人のほとんどは、太平洋を渡る豪華客船のお客様。
島で船が燃料補給をする数時間を、ツツイラ島の観光にあてているようだ。

身ぎれいなご婦人だったので、
私は自分の湿疹だらけの顔を恥じ、目をそらす…と、

「それ、治るわよ、私、もっとひどかったんだから」
と言いながら、彼女は肩に手を置いてくれた。
暖かい手のひらだった。

私は泣きそうな顔をしていたのかもしれない。

彼女は優しく、自分の経験を教えてくれた。
以前、火傷事故に遭い、治療途中で皮膚トラブルに見舞われてから、
何をしてもダメだったこと。

それでも辛抱強く手入れを続けているうちに、
薄皮をはぐように美しい肌に戻っていったこと。

そして彼女の火傷事故から10年後の今の皮膚が、
同年代の人と比べても、ものすごく美しいのに驚くほどだ、と教えてくれた。

そうして、
「ただ美しいよりも、鍛えられた方が美しいのよ、何でもね」
と、えんぜんと笑ってくれて…

私は、ひどく納得したのと同時に、勇気付けられた。

…あれから一年。
多少の傷跡はあるものの、私の皮膚は無事に回復してくれた。
あの痒みはもう、安堵のため息をつきながら、の、遠い記憶だ。

この傷跡は、でも、
あのときのつらい思い、苦しい時にこそ気づける大切な教え…
調子の良いときは忘れてしまって結局つまづく、
大事な教えをいつも思い出させてくれる、とても良くできたリマインダーだ。

「ただ美しいよりも、鍛えられた方が美しいのよ、何でもね」

ああ、この言葉。
とても大きな支えであった。きっと、これからも。

…そしてどこかで苦しむ誰かの支えやヒントになったら、うれしいな。


Misako(C)Honolulu, Hawaii 2006
厳しい自然に身をよじりながらも空を目指して育つ木の枝ぶりは、なんとも言えず美しい。

Note: 2013年、南の島の思い出本を出版しました。(電子出版)
『リリのアメリカンサモア日記』

燦々

2006.06.06 (Tue)
光り輝く希望、色鮮やかな夢。

叶わなかったからといって傷つく必要はない。
見つからないからといって探すのを諦める必要はない。

日々に没頭していれば、気が付いたときには大きくなっているものだ。

Misako(c)Hawaii
「いいえ、飛んだってどこへ行ったって野はらはお日さんのひかりでいっぱいですよ。
僕たちばらばらになろうたって、どこかのたまり水の上に落ちようたって、
お日さんちゃんと見ていらっしゃるんですよ」 宮沢賢治 おきなぐさ

ふぅんわり

2006.05.02 (Tue)
ハワイ・ホノルルのマノア渓谷近くの林道にて。
ふんわりまぁるく広がる、ハ・プウの巨木(シダの仲間)を見上げてみた。

すーっと雨上がりの風が抜けていき、
葉っぱに残っていた雨粒がキラキラと舞い降りた。

あーあ、気持ちいいーと思わず嬉しくなったのは、
私だったか、ハ・プウだったか。


Misako (C) 2006 Hawaii

人それぞれに、華あり

2005.12.30 (Fri)
ロイヤルポインシアナ…
火山地質で土地は痩せ、気候の厳しいこの島でも、
立派な大木に育ち、人々に木陰を与えてくれる木です。

さて、この木々にお花の季節がやってきました。
ツボミは小さな小さな握りこぶしたち。
空にむけて、エイ、エイ、オー!

ゲンコツのエネルギーを解き放つように開いたお花は、
優雅でおおらか、まるで翼をひろげたみたい。
別名、鳳凰木(ほうおうぼく)というのもうなづけます。

日付変更線の近く・のーんびりカレンダーをめくるツツイラ島は
日本より20時間遅れて、2006年を迎えます。

皆様の毎日が素敵な日々でありますように。
鳳凰木の花を揺らす素敵な風が、皆様に届きますように。


Misako (C)

深呼吸

2005.12.07 (Wed)
心が穏やかでいられるか、波立つかは、
「できること」と「できないこと」、
「今、あるもの」と「今、ないもの」
…どちらに関心を寄せるかによって、簡単に変わるもの。

わかっちゃいるけど…そんな気分になった日は、
全部無視して上を向いて深呼吸。あー、気持ちいい!

気持ちいいってことはさ、それだけで実はすごいことなんだよね。って、
旅の途中で誰かが言っていたっけなぁ。
P8070026.jpg
Misako (C) 2004 Hawaii
風が渡って、梢がさざ波のような音を奏でる中、ときどき、鋭い小鳥の声が走っていく。
透き通った音、光り、風の中。

だいじょうぶ、だいじょうぶ

2005.12.06 (Tue)
2週間ほど前、まぶたの裏の湿疹がひどくなって目を開けられなかった。
2日間ほど、ベッドに仰向けに転がって、めぐる想いを見つめていた。
この島には皮膚・眼科の専門医は常駐していない。
が、この状態では飛行機にも乗れず…自然治癒力に任せるほかない。

不快感・絶望感・かすかな希望・すぐよくなると、信じたい。
…信じるだけの、根拠がほしい。
いつまで我慢すればいいの、誰か、教えて。
苦しい堂々巡りの中、涙とともに、まぶたの裏に思い出が訪れた。

淡いブルーの光景だ。私は横たわっている。
これは安宿のブルーのシーツ…枕元で、街路樹の影が躍っている。
私は二段ベッドの上にいる。
下から、おだやかな寝息が聞こえてくる。
アメリカから来たという人なつっこい女の子、シンガポールから来た女の子、
5年間、ずっと旅をしているという年上のスイスの女性が、同じ部屋で眠っている。

2000年、オーストラリアを放浪していたときの風景だ。
相部屋に宿をとった、あの朝の光景。
私は彼女たちを起こさないように気を使いながら、身支度をしている。
夕べいろいろ話しかけてくれたアメリカ人の女の子が、
目覚めの時に甘いものが欲しいんだと言っていたのを思い出し、
彼女の枕元にキャンディーを一つ置く。
さよならを言わずに、立ち去る瞬間。

荷物を背負い、部屋のドアを後ろ手に閉めた。
さて、今日はどこへ行こう。どこまで行こう。
そんなことを考えている。

宿を後にすると朝の町は光りと風に溢れていて、
ワクワクした想いが体の芯を駆け抜けた。
嬉しくて、ありがたくてたまらなかった。

胸を張って、明るい風をうけて、闊歩していた。
私はエネルギーのかたまり。
ああ、あの感覚。

あのころの私が、
今、ベッドの上で仰臥して泣いている私を見たら
一体、何と言うだろう。


「しっかりして!」だろうか。
「がんばれ!」だろうか。

そうして、それは今の私を勇気付けるだろうか。

いや…。

「…まあ、たまにはそんな時も、あるよ。でも、だいじょうぶ」
そう言えそうで、フと楽になった。
あの頃の私には言えなかっただろうが、今なら言える。

強くあれ、とは、そういうことだろう。自分を信じてあげること。


全身を見舞った激しいかゆみを伴う湿疹ですが、
おかげさまで、快方に向っております。
見た目はまだまだ酷いもんですが、だましだまし、普段の生活ができる程度…。

がんばれ、私の自然治癒力!早く、早くー♪

31Aus_3gradation.jpg
Misako (C) オーストラリア・キャンベラを放浪中、フと見上げた木々は本番の夏を前に、柔らかな色をしていた。

「雨のあと」

2005.12.03 (Sat)
「雨のあと」
      金子みすず

日かげの葉っぱは
泣きだした、
ほろりほろりと
泣いている。

日向(ひなた)の葉っぱは
笑いだす、
なみだのあとが
もう乾く。

日かげの葉っぱの
泣きむしに、
たれか、ハンカチ
貸してやれ。

P8140001.jpg
Misako (C) 2005 American Samoa
明るいほうへ、明るいほうへ。
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