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一本道

2005.08.21 (Sun)
膨大な情報が猛スピードで指し示されては消えていく世の中
選択肢や選択基準が押し寄せて
かえって荒野にいるようで 

だけどそれでも
振り向けば
歩いた道は確かに一本

転んだデコボコ
泣いてよろけた回り道
あいたた、いたた、痛みにもがいてうずくまったあの坂道の、岩の陰。

そんな道のりが、駆け抜けた平坦の道と同じように愛しく思出だせることもまた、人生のいいところ。

だからまた
前を向いて歩いていこう
やがて痛みは、過ぎ去るのだから。


Misako 2004(C) Oahu, Hawaii
海に稜線を沈めていくワイアナエ山脈のふもと、灯台に続く道で振り返った一枚。
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骨のうたう / 竹内浩三

2005.08.15 (Mon)
詩人・竹内浩三
…抱きしめたいような心を持ち、素直な言葉で詩を読み、23歳・フィリピンで戦死。
終戦記念日によせて、彼の代表作より「骨のうたう」を紹介させていただきます。




骨のうたう
                   竹内浩三 作
                   中井利亮 補作

戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
遠い他国で ひょんと死ぬるや
だまって だれもいないところで
ひょんと死ぬるや
ふるさとの風や
こいびとの眼や
ひょんと消ゆるや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や

白い箱にて 故国をながめる
音もなく なんにもなく
帰っては きましたけれど
故国の人のよそよそしさや
自分の事務や女のみだしなみが大切で
骨は骨 骨を愛する人もなし
骨は骨として 勲章をもらい
高く崇められ ほまれは高し
なれど 骨はききたかった
絶大な愛情のひびきをききたかった
がらがらどんどんと事務と常識が流れ
故国は発展にいそがしかった
女は 化粧にいそがしかった

ああ 戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
こらえきれないさびしさや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や

P6030023.jpg
Misako(C)Japan 2004
風に踊る雲と輝く夕日と凪の海、そしてうっすら富士山のシルエット…私のふるさと

いろいろな背景や視点、考え方の違い、知らぬ事実、誤解、
知らされておらぬ事実はあふれているのだろうけど、
忘れたくないのは例外のない真実…誰もがかけがえのない人生を生きているということ







著者: 竹内 浩三, 小林 察

タイトル: 竹内浩三全作品集 全1巻 日本が見えない


以前の日記で、『著作権保護期間をすぎている作家ですので、
代表作はネットでも探せると思います』と書きましたところ
先日、竹内浩三のホームページをつくっておられる森さんから、
コンタクトをいただきました。森さんありがとうございます。
森さん主催のページはこちら→"五月のように"
竹内浩三の作品集や、関連活動も掲載されておられます。



宇宙

2005.08.12 (Fri)
ハワイ・ビッグアイランド(ハワイ島の別名)マウナケアの頂上、
雲は天文台たちの足元から湧き上がる。

ハワイ語でマウナは山、ケアは白。
ここには雪の女神・ポリアフが住んでいて、冬には雪が積もって白くなる。
この天文台たちの少し下には永久凍土があるほど寒い。

雲海の向こう、空と雲の間に青く見えているのは、活火山マウナロアの頭。
あちらでは火山の女神・ペレが島を広げるのに忙しい。

ところで先住ハワイアンは裸足でマウナケアに登り、頂上付近の湖で祭事をするという。
その湖は、宇宙と地球をつなぐピコ(おへそ)だという言い伝えなのだと教わった。

先住ハワイアンの信仰も最新鋭の天文台も、
人々の持つ「宇宙と一体でありたい気持ち」の表れには違いない。
いろいろ摩擦が聞こえてくるが、解り合える日が訪れますよう。

分子のレベルまでつきつめて遡れば、星も人も材料は同じなのだから、
私たちはロマンチックな存在だとフと思う。



Misako(C)2004 Hawaii
左からすばる国立天文台、双子のケック望遠鏡、ジェミニ天文台。ジェミニの頭の上辺りに見えるのがマウナロア。
…今、北半球ではペルセウス流星群が見ごろとか。たくさん見えたら、教えてくださいネ。

すばるギャラリーはこちら

奥行き

2005.08.05 (Fri)
海を渡ってきた風が私の髪を揺らし
雨に削られた幻想的な山肌を駆け上っていった。

ああ、奥へ奥へといざなわれるようだ。
言葉もなにも、いらないみたい。


Misako(C)2004 Oahu, Hawaii
オアフ島の西・マカハビーチ沿いの道から見るワイアナエ山脈。
ハワイの島々は海底火山たちだった。
時空を超えて、この島の誕生まで思いを馳せるのも、また楽しい旅。

触れるもの

2005.08.02 (Tue)
夕焼けが波に乗って、ジグザグに足元までやってきた。

夕日は実は触れるものだということを
忙しい日々の中では、忘れてしまいがちだけど

…時々ドラマチックにしてやらないと、忘れてるデショ?
 だけど、いつもそばにいるんだよ。

私が夕日の光だったら、生意気にもそんなことを言うんだろうナ。


Misako (C) Oahu, Hawaii 2004
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